2019年7月17日(水)

スイカ、楽天ペイでチャージ可能に JR東と楽天

サービス・食品
2019/6/5 18:54
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JR東日本と楽天は5日、2020年春に楽天のスマートフォンアプリでJR東日本の電子マネー「Suica(スイカ)」に入金(チャージ)し、鉄道の改札を通れるようにすると発表した。券売機に並び現金で入金をしなくてすむほか、楽天ポイントをためられる。利便性が高まることに加え、大手の連携でキャッシュレス市場の拡大にもつながりそうだ。

楽天ペイのアプリで電車やバスを利用できるようになる(5日午後、中央左からJR東日本常務執行役員の野口忍氏、楽天常務執行役員の中村晃一氏)

JR東日本と楽天の決済子会社の楽天ペイメント(東京・世田谷)が連携する。楽天ペイメントのスマホ決済アプリ「楽天ペイ」上で、スイカを発行し、入金ができる。まずはグーグルのOS「アンドロイド」を搭載したスマホを対象にする。楽天ペイの入ったスマホをかざして全国で5000の鉄道駅の改札が通れるようになるほか、60万店の小売店などで商品の購入が可能だ。利用者はアプリ上で手軽に入金できるようになり、券売機に並んで現金で入金する必要がない。入金額に応じて一定の楽天スーパーポイントも付与する。

JR東日本の野口忍常務執行役員は「たまにしかスイカを使わない顧客にもっと使ってもらいたい」と期待する。モバイルのスイカが広がることで券売機を減らし、改札付近のスペースの有効活用ができるようになる。店舗決済の利用者が増えれば手数料収入にもつながる。

楽天にとっても通勤や通学のためにスイカを利用するユーザーを獲得できるため「リーチできなかった層も開拓できる」(中村晃一常務執行役員)とみている。利用者の許諾を得た上で、決済データの活用もしていく。楽天ポイントでチャージをできるようにすることも検討する。

スイカは累計7500万枚超発行されており、国内最大の交通系電子マネー。改札のほか小売店など全国113万カ所で使える。これまでにみずほ銀行の口座から入金できるサービスや、米アップルの電子決済サービス「アップルペイ」で入金できるサービスも提供している。楽天は楽天ペイや楽天Edyなど含めて全国300万カ所で利用が可能だ。大手2社の連携で、キャッシュレス市場が拡大することが期待される。

(広井洋一郎、長尾里穂)

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