2019年7月17日(水)

五輪の電車混雑予測、会場周辺8カ所で発生 利用抑制呼びかけ

2019/6/5 18:42
保存
共有
印刷
その他

東京都や2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会などは大会時の昼間に発生する電車の混雑予測をまとめた。増発などの対策を講じても郊外などにある会場の周辺8カ所で局所的な混雑が生じると予測している。都は「周辺住民らにも電車の利用抑制などの協力が不可欠になる」としている。

ゴルフの競技会場となる霞ケ関カンツリー倶楽部につながるJR川越線でも混雑が予測されている(埼玉県川越市)

有識者や都など関係機関の幹部らでつくる「交通輸送技術検討会」が混雑予測をまとめた。乗車中に肩が触れあう程度とされる混雑率150%を基準として、通勤ラッシュ後の午前10時~午後5時に混雑が生じる路線を明らかにした。

都心と比べてバスやタクシーなど代替交通手段が乏しい郊外部に所在する競技会場へ向かう路線で混み合うという。

ゴルフの会場となる霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)につながるJR川越線では、大会時に臨時で増発したとしても笠幡~川越駅で混雑が8日間発生し、混雑した状態が1日当たり最長150分続く見込み。レスリングなどで使われる幕張メッセ(千葉市)では、JR京葉線の西船橋~南船橋駅で6日間、1日当たり最長30分の混雑になるとしている。

このほか、郊外部ではサッカーの会場となる東京スタジアム(東京都調布市)や埼玉スタジアム2002(さいたま市)につながる路線などの4カ所でも、同様に混雑が起こるという。

水泳やボートなどの競技会場が多く設けられる都内の臨海部では、りんかい線や新交通システム「ゆりかもめ」で、通勤時間帯を過ぎても混雑が生じると予測した。

都などは競技会場に向かう観客らによる電車の利用時間の分散化を図り、鉄道会社と連携し駅での円滑な誘導などの対策を講じる方針だが、「近隣住民らにも電車の利用抑制や時間をずらした乗車といった協力を求めていきたい」としている。

これまで都は、朝については時間をずらした出勤などを民間企業に要請し、夜は時間が遅くなる競技に配慮し、鉄道の運行延長などの対策を明らかにしている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。