2019年7月20日(土)

駐韓米大使「5G、信頼できる業者を」 LGけん制か

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2019/6/5 16:18
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【ソウル=山田健一】ハリー・ハリス駐韓米大使は5日、韓国インターネット企業協会などが主催するイベントに出席し、次世代高速通信規格「5G」について「セキュリティーの観点から信頼できる業者を選ぶことが重要だ」と話した。聯合ニュースが伝えた。名指ししていないが、中国華為技術(ファーウェイ)の5G基地局を使う韓国の通信会社をけん制したとみられる。

韓国の金錬鉄統一相(右)と握手するハリー・ハリス駐韓米大使(4月、ソウル)=AP

韓国では移動通信大手3社のうち、3位のLGユープラスがファーウェイの5G基地局を採用している。中国事業の拡大を見据えたLGグループがファーウェイ製を採用することで、中国政府の心証を良くする思惑があったとされる。

5日、ソウルのイベントで講演したハリス氏は「5Gのサイバーセキュリティーは同盟国の通信を保護するための核心的な要素だ」と話し「いま下されている5G関連の決定が、今後数十年の国家の安全保障に影響する」と強調した。

そのうえで韓国サムスン電子やスウェーデンのエリクソンなどの競合と比べて低価格とされるファーウェイの基地局を念頭に「短期的な費用削減は期待できるが、信頼できない業者を選べば、長期的にリスクと費用が非常に大きくなる」と指摘した。「信頼できる業者を選べば費用も効率的になる」とも述べた。

米国政府が韓国政府に5G網でファーウェイの基地局を使わないよう、公に求めたことはない。だが、水面下では米国務省が韓国外務省にファーウェイの排除を望む意向を伝えているとされ、ハリス氏の発言もこれに沿った形だ。経済界では韓国が米国の要求を受け入れれば中国で嫌韓感情が高まり、韓国企業の中国事業に打撃が出ると懸念する声がある。

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