天丼てんや、ご飯「お替わり自由」復活のなぜ
編集委員 吉田忠則
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日本の伝統的な食文化である天ぷらの大衆化を目指し、平成元年(1989年)に誕生した天丼チェーン「てんや」。昼飯どき、あるいは夕食時に大勢でにぎわう客席からは見えないカウンターの内側に、値ごろ感のあるメニューを支える様々なシステムがある。ご飯を自動で盛りつける機械はその1つだ。
機械の上蓋を開けて炊きたてのご飯をどっさり入れ、器を機械の下に置いてボタンを押すと、定量が「ぽとり」と落ちる。自動でご飯を...
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農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。