2019年8月20日(火)

デルがAI専用サーバー 「不況」時代に生き残り目指す

BP速報
2019/6/5 16:30
保存
共有
印刷
その他

日経クロステック

デルは4日、人工知能(AI)処理専用サーバー「Dell EMC DSS 8440」を発売すると発表した。特徴は米エヌビディア(NVIDIA)製GPU(画像処理半導体)「NVIDIA Tesla V100」を最大で10個搭載できる点だ。特にAIを使った機械学習の処理時間短縮が見込めるという。「デルは今後もGPUなどを使って高速に処理するアクセラレーテッドコンピューティングに注力する。今回はその第1弾だ」。製品発表会で上原宏インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括製品本部長はこう意気込んだ。価格は最小構成で1940万7219円(税抜き、配送料込み)。

デルの上原宏インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括製品本部長

デルの上原宏インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括製品本部長

DSS 8440はGPUを搭載する以外にも、各所を機械学習に最適化した。例えば内蔵ストレージがボトルネックになるのを防ぐため、NVMe SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)やSAS/SATA SSDを搭載している。デルの谷本剛インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括システムエンジニアは「2019年後半にはよりAI処理に向いたGRAPHCORE IPUを搭載できるモデルも出荷する」と語った。GRAPHCORE IPUは英ベンチャー企業のグラフコアが開発中のAI処理専用の超高速チップで、同社には米デルや韓国サムスン電子が出資している。

新製品のAI専用サーバー「Dell EMC DSS 8440」

新製品のAI専用サーバー「Dell EMC DSS 8440」

電子情報技術産業協会(JEITA)が19年5月28日に発表した統計では、18年度における国内のIAサーバー出荷台数は前年度より5%減ったが、出荷金額は同10%伸びた。これは機械学習やビッグデータの処理などのニーズが高まり、利用者がサーバーに高度な性能を求めるようになったためだ。デルの上原本部長は「サーバーの販売台数は大きな伸びを見込めないが、1台の単価を高く設定できる高速化・高度化の付加価値で勝負していく」と話し、今回のDSS 8440もまさにその流れを受けた新製品といえる。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 松浦龍夫)

[日経 xTECH 2019年6月4日掲載]

保存
共有
印刷
その他

日経BPの関連記事

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。