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NY株512ドル高 FRB議長発言を好感 利下げ期待強まる

(更新)

【ニューヨーク=大島有美子】4日の米株式相場でダウ工業株30種平均は大幅に続伸し、前日比512ドル40セント(2.06%)高の2万5332ドル18セントで終えた。値上がり幅は今年2番目の大きさ。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は同日朝、「景気拡大を持続させるために適切な行動をとる」と発言。利下げ期待が強まったほか、貿易摩擦への懸念も和らぎ投資家心理が改善した。

外国為替市場では、パウエル議長の発言を受けての株高からドル買いの流れが起こり、一時は東京為替市場の前日比で30銭の円安・ドル高の1ドル=108円34銭をつけた。

米国株相場は買い先行で始まった。取引開始から約30分後にパウエル議長の発言が伝わり、買いが強まった。午前中は上昇を続け、昼すぎからは横ばいで推移したが、取引終了前に再び上昇。一時は523ドル高まで上昇した。

パウエル議長はシカゴでの講演で貿易交渉について「米国経済の成長に及ぼす影響を注視し、強い雇用の維持と2%の物価上昇目標に向けて適切な行動をとる」と述べた。クラリダ副議長も「経済を現状のように良好な状態に保てるような政策にするだろう」と述べた。いずれも市場では状況に応じて利下げする用意があると受け止められた。

貿易摩擦への過度な警戒感も後退した。4日、中国商務省の報道官が「貿易摩擦は対話によって解決すべきだ」との声明を出し、米中協議再開への期待を誘った。メキシコ製品に対する追加関税についても、メキシコ政府高官が「移民と貿易問題について着地点を探せることを期待する」と述べたことが米メディアで伝わった。米共和党議員がメキシコ製品への追加関税を阻止するために動いているという米メディアの報道も好感した。メキシコの通貨ペソは対ドルで横ばいの1ドル=19.6ペソ近辺で推移している。

個別株では、アップルやマイクロソフト、インテルなどハイテク株が軒並み上昇。アップルは3日に発表した基本ソフト(OS)刷新などへの期待も受け、4%高だった。自動車株も買いが進み、ゼネラル・モーターズ(GM)は6%高、フォード・モーターも3%高で終えた。

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の7月物は前日比0.23ドル高の1バレル53.48ドルで取引を終えた。株式相場の上昇で、リスク資産とされる原油先物も買われた。

長期金利の指標となる米10年物国債は、投資家のリスクを取る姿勢が強まったことで国債が売られ、一時は2.14%まで上昇した。

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