米政府、キューバ渡航制限強化 クルーズ船利用禁止

2019/6/5 4:33
保存
共有
印刷
その他

【メキシコシティ=丸山修一】米政府は4日、米国民を対象にしたキューバへの渡航制限を強化すると発表した。人的交流などを目的とした団体での渡航や、クルーズ船や自家用ジェットの使用を禁止する。米政府は、キューバが南米ベネズエラのマドゥロ政権を支援しているとして制裁を強めており、今回の措置もその一環だ。

キューバはクルーズ船での訪問客が多い(ハバナ)

米政府は観光目的での渡航を禁止しているが、これまでは教育活動、団体での人的交流などは許可していた。実際は人的交流のプログラムに参加しながら観光を楽しむケースが多い。米国人の渡航手段としてクルーズ船は過半を占め、今回の制限で米国民のキューバ入国は大きく制限され、キューバ観光に打撃となる。

米政府はベネズエラのマドゥロ政権への支援を巡り、キューバへの制裁を強化している。今年5月には、革命後にキューバ政府に接収された資産を巡り、米国内で損害賠償請求訴訟を起こすことを解禁した。すでにキューバの国営企業や米クルーズ船運航会社を相手取った訴訟が相次いでいる。ベネズエラ情勢が膠着する中、キューバに対する制裁はさらに厳しくなる可能性もある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]