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米ティファニー、2ケタ減益 中国人客の需要冷え込む

2~4月期

【ニューヨーク=河内真帆】米高級宝飾ティファニーが4日発表した2019年2~4月期決算は、純利益が前年同期比12%減の1億2500万ドル(約135億円)にとどまった。米中貿易摩擦やドル高などを背景に主力の米国市場で中国人旅行客向けの販売が大きく減少し、売上高が3%減の10億ドルに落ち込んだ。

ティファニーのアレッサンドロ・ボリオーロ最高経営責任者(CEO)は4日の決算記者会見で「米国内で外国人による売上高は1年前と比べて約25%減った」と明らかにした。特に高額品消費をけん引していた中国人旅行客の買い控えが響いているという。

米国での売上高は前年同期比4%減となり、既存店売上高は5%減少した。米中貿易摩擦の激化により、中国人旅行客が米国への旅行や消費を敬遠するようになった可能性がある。

全米旅行観光局(NTTO)によると中国人の18年の訪米旅行者数は15年ぶりに減少に転じた。米メディアによると、中国政府は自国民向けに米国での銃犯罪の増加や医療費の高騰などに関する警告を発し、米国への旅行を控えるよう促しているという。

一方、ティファニーによると中国本土での地元客による購入は堅調。ボリオーロ氏は「(米中貿易戦争を背景とする)米国ブランドに対する反発は感じていない」と述べた。米国から中国へ輸出する宝飾品には制裁関税がかけられるが「現時点では目立つ値上げはしない」方針という。20年1月期通期の売上高の予想は関税の影響を織り込んだ上で据え置いた。

19年後半には中国事業を強化するため新たな通販サイトを立ち上げることも計画している。ただ米中の対立が解消する兆しは見えず、同国事業の先行き不透明感は一段と増している。

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