NY株、一時430ドル高 FRB議長発言を好感

2019/6/5 2:01
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【ニューヨーク=大島有美子】4日の米株式相場は上げ幅を拡大している。ダウ工業株30種平均は一時前日比440ドル高の2万5258ドルまで上昇した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は同日朝、「景気拡大を持続させるために適切な行動をとる」と発言。利下げ期待が強まったほか、貿易摩擦への懸念も和らぎ投資家心理が改善した。

米国株相場は買い先行で始まった。取引開始から約30分後にパウエル議長の発言が伝わり、買いが強まった。米東部時間昼にかけても上昇を続けている。

パウエル議長はシカゴでの講演で貿易交渉について「米国経済の成長及ぼす影響を注視し、強い雇用の維持と2%の物価上昇目標に向けて適切な行動をとる」と述べた。交渉の進展に対する具体的な見解を述べるのは避けたが、市場では状況に応じて利下げする用意があると受け止められた。

貿易摩擦への過度な警戒感も後退した。4日、中国商務省の報道官が「貿易摩擦は対話によって解決すべきだ」との声明を出し、米中協議再開への期待を誘った。メキシコ製品に対する追加関税についても、メキシコ政府高官が「移民と貿易問題について着地点を探せることを期待する」と述べたことが米メディアで伝わった。

個別株では、アップルやマイクロソフト、インテルなどハイテク株が軒並み上昇。アップルは米東部時間の正午時点で、3%超高となっている。自動車株も買いが進み、ゼネラル・モーターズ(GM)は正午時点で約5%高、フォード・モーターも3%高で推移している。

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