ヤマザキマザック新社長に山崎氏 「グローバル化もう一段高める」
工作機械大手のヤマザキマザックは4日、18年ぶりとなる社長交代を発表した。山崎高嗣副社長(56)が社長に昇格し、山崎智久氏(65)は代表権のある会長に就く。同日の記者会見の主なやり取りは以下の通り。
――目指す会社の姿は
高嗣氏「会社の規模を売上高で多くは表現するが、それをただ単に求めるのは考えていない。メーカーとして100年の歴史があるので、世界中のお客様により良い技術や製品を提供する」
「1960年代から販売や生産の国際化を始めた。現在は多様な価値観や人種、性別など色々なバックグラウンドの人が集まって仕事をしている。そういった人たちと経営について議論し、グローバル化のステップをもう一段高めたい」
――会長の役割は
智久氏「私が務めている日本工作機械工業会の副会長は引き続き担う。金融機関との取引や付き合いも私が担当し、グループ全体に関わる幹部の人事も最終的には私が決定する」
――工作機械業界の課題と対応は
高嗣氏「今年に入ってから内外の受注が減っている。今は受注残があるので生産は忙しいが、今後は数年続いた好景気からかなり潮目が変わって営業の努力が一層必要になる。展示会などを通じて新技術や新製品の販売促進を加速したい」
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