富士フイルム、再生医療で順大発新興に出資

2019/6/4 18:55
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富士フイルムは4日、順天堂大学発スタートアップ企業で再生医療分野の新技術を開発するJUNTEN BIO(東京・中央)に2億円を出資したと発表した。JUNTENは臓器移植の拒絶反応を抑える再生医療製品を開発する。実現すれば免疫抑制剤を減らし、合併症のリスクを抑えられる。富士フイルムは第三者の細胞を使った再生医療への応用を検討する。

富士フイルムはJUNTENの第三者割当増資を引き受けた。具体的な出資比率は非公表だが、2割を下回るという。順天堂大学は移植患者の免疫細胞と臓器提供者の細胞を混ぜて培養する技術の臨床研究を始めている。JUNTENは2018年に設立した企業で、技術を製品として実用化する役割を担う。

JUNTENは富士フイルム子会社で再生医療製品を手がけるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)と再生医療製品の開発に関して委託契約を結んだ。J-TECは臨床試験のコンサルティングをしたり、薬事法の承認に向けて手続きを支援したりする。

富士フイルムは再生医療分野で研究や投資を進める。富士フイルム子会社の米セルラー・ダイナミクス・インターナショナル(CDI)はiPS細胞を使った再生医療製品を研究開発している。18年には細胞培養の栄養剤となる「培地」を手がける米企業を買収した。再生医療に必要な技術をそろえて収益化をめざす。

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