アイロボット、ルンバの定額制を日本で開始、世界初

2019/6/4 17:36
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米アイロボットの日本法人、アイロボットジャパン(東京・千代田)は4日、ロボット掃除機「ルンバ」を定額料金で利用できるサブスクリプションサービスを8日から日本で始めると発表した。ルンバの定額制は世界で初めてで、米国の半分程度の5%にとどまる普及率を高める狙い。税別で月額1200円からの価格設定で利用しやすくした。「買う前に試してみたい」との声に応え、新規顧客の開拓を狙う。

ロボット掃除機「ルンバ」を月額制で利用できる

ロボット掃除機「ルンバ」を月額制で利用できる

価格帯は3つあり、入門機種「641」は1200円、「980」は2800円、上位機種の「i7+」は3800円。契約は3年間だが、使用1年後からは解約や返品に応じる。原則、期間中は無償での修理にも対応する。使用したルンバの所有権は3年後に利用者に移る。

共働き世帯の増加や家事の時短ニーズを受け、ロボット掃除機の需要は高まっている。ただ、ルンバは上位機種を購入すると10万円を超える。購入をためらう消費者からは「価格が高い」「本当にきれいに掃除ができるのかが分からない」といった声が出ていた。アイロボットジャパンの挽野元社長は「今までルンバを使ったことがない世帯に手軽に使ってみてほしい」と話す。

アイロボットジャパンは「一家に一台」をスローガンに、同社製品の日本での世帯普及率を10%まで引き上げたい考えだ。「ワーキングマザーの増加、副業やリカレント(学び直し)への関心の高まりといった日本社会の変化が商機」(挽野社長)といい、伸びしろはあるとみている。

ロボット掃除機を巡ってはパナソニックなどの日本企業のほか、英ダイソンが商品展開を強化するなど競争が激しくなっている。アイロボットはロボット型掃除機の先駆者の「ルンバ」の知名度を生かして攻勢を強めたい構えだ。

(増田有莉)

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