2019年7月17日(水)

防衛大綱「米戦略を補完」 米国防長官代行、防衛相と会談

政治
2019/6/4 19:00
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岩屋毅防衛相は4日、シャナハン米国防長官代行と防衛省で会談した。宇宙やサイバー空間での防衛体制を強化するため、日米の連携を推進させることで一致した。北朝鮮の核・ミサイルの廃棄に向けた協力強化も確認した。中国の南シナ海などへの海洋進出を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」構想についても認識を擦り合わせた。

岩屋防衛相(右)と言葉を交わすシャナハン米国防長官代行(2019年6月4日、首相官邸)

両氏は5月31日からシンガポールで開いていたアジア安全保障会議で顔を合わせたばかりだ。シャナハン氏は会談で「日米同盟はかつてなく最強だ」と強調した。「日本の防衛大綱は米国の防衛戦略を補完する。いかなる協力をできるのか協議する」とも述べた。

宇宙・サイバーといった新領域では電子戦を組み合わせた「ハイブリッド戦」が主流だ。社会インフラへの攻撃も懸念され、日米で抑止力を高める必要性に迫られている。岩屋氏は会談後、記者団に「新領域での日米連携のスピードをもっと加速させる。米国が持っている資源と日本が持つ資源を複合し、抑止力をつくる必要がある」と説明した。

シャナハン氏は1日のアジア安全保障会議の演説で、米国がインド太平洋地域に恒久的に関与し、強化していくと明言した。岩屋氏は歓迎する意向を示し、海上での日米合同演習などを拡充していく方針で一致した。

北朝鮮に関しては5月の短距離弾道ミサイルの発射を受け、国連安全保障理事会の決議の履行を改めて求める考えで一致した。「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)」を実現するため日米、日米韓で緊密に連携すると約束した。

シャナハン氏は首相官邸で安倍晋三首相、菅義偉官房長官ともそれぞれ会談した。

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