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犠牲者悼み、献花絶えず 「なぜこんな目に」 川崎20人殺傷事件1週間

川崎市多摩区でスクールバスを待っていた私立カリタス小の児童ら20人が殺傷された事件は4日、発生から1週間を迎えた。現場には献花が絶えず、この日も多くの人が訪れ、犠牲者を悼んだ。「なぜこんな目に遭わなければならなかったのか」。事件の衝撃は今も消えず、悲しみが広がった。

事件から一週間がたち、多くの花が供えられた現場付近で手を合わせる家族連れ(4日午前、川崎市多摩区)

近くに住む会社員の岩崎由紀子さん(48)は手を合わせ、「もうこんな事件は起きないからね」と心の中で語り掛けた。いつも見掛けたバスを待つ子どもたちの姿は事件後見られず、風景が変わってしまったという。「1週間たってもいたたまれない気持ちは変わらない」と沈痛な表情。

東京都世田谷区の大学生戸田高志さん(23)は、カリタス小の卒業生で、同じスクールバスで通学していた。「残された児童や先生が早く元の生活に戻れるようになってほしい」と話した。

川崎市の女性(20)は「今も悲しくて言葉が出ない。安らかに眠ってほしい」と花を手向け、娘がカリタス小を卒業したという別の女性は「亡くなった方のことを思うと胸がいっぱいです」と涙ぐんだ。

現場近くの登戸駅前には、午前8時半ごろからカリタス幼稚園の園児らが次々に集合。制服ではなく私服を着た子どももいた。送迎のバスが順次出発すると、保護者が手を振って見送った。

カリタス小は事件後から休校しており、5日に授業を再開する予定となっている。

事件は5月28日午前7時40分ごろ、多摩区登戸新町の路上で発生した。岩崎隆一容疑者(51)が両手に包丁を持ち、次々とバス待ちの児童らを襲撃、計20人が被害に遭った。保護者の外務省職員小山智史さん(39)とカリタス小6年栗林華子さん(11)が死亡、保護者の女性(45)と女児2人が重傷を負った。

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