シーサイドライン、手動運行で再開

2019/6/4 9:30 (2019/6/4 11:43更新)
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横浜市の新交通システム「シーサイドライン」の新杉田駅(同市磯子区)で自動運転の車両が逆走した事故で、運行会社の横浜シーサイドライン(横浜市)は4日午前、手動運転による運行を始めた。3日から試験的に手動運転をした結果、運転士が操作する状態であれば安全性に問題ないと判断した。事故から3日ぶりに運行が再開した。

手動運転で運行再開した「シーサイドライン」(4日午前、横浜市磯子区)

手動運転で運行再開した「シーサイドライン」(4日午前、横浜市磯子区)

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同社によると、運転を再開したのは新杉田駅~金沢八景駅(同市金沢区)の全区間で、上下線とも約10分間隔で運行する。通常ダイヤの65%程度という。現在、36台体制で運行している代替輸送バスは徐々に本数を減らす。5日以降は混雑状況を踏まえ、朝夕のラッシュ時間帯には並行して代替バスを用意することを検討する。

横浜シーサイドラインには運転資格を持つ従業員が67人おり、定期的に訓練をしている。このうち30人がワンマン運転する。加速をゆるやかにするなどして安全に配慮する方針という。

同社は「自動運転の全面再開のメドはたっていない」としている。

試験運転は3日夜から4日朝にかけて行った。国土交通省の担当者も一部に立ち会った。

三上章彦社長は4日午前の記者会見で「バスでの代行輸送に限界がある。乗車するまでに相当時間かかり、不便をかけた」と述べた。シーサイドラインの運行本数については徐々に引き上げることを目指すという。

同社や運輸安全委員会は、運行を制御する自動列車運転装置(ATO)などに異常がなかったかなどを調べている。

事故は1日夜に発生した。新杉田駅のホームで自動運転の車両が逆走し、駅の車止めに衝突した。14人が重軽傷を負った。横浜シーサイドラインは事故後、全線で運転を見合わせていた。

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