2019年8月18日(日)

5月の米製造業景況感、2年7カ月ぶり低水準

2019/6/4 3:59
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【ワシントン=長沼亜紀】米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した5月の米製造業景況感指数は52.1で、前月から0.7ポイント低下した。2カ月連続の低下で、2016年10月以来2年7カ月ぶりの低水準となり、貿易摩擦が製造業の成長の足かせとなっていることを示した。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(52.3程度)もわずかに下回った。

米製造業景況感は、貿易摩擦の影響で軟化している(カリフォルニア州のマットレス工場)=AP

同指数は50が製造業景気の拡大・縮小の境目。2018年8月にピーク(60.8)を迎えた後で低下し始めている。5月は指数を構成する5個別項目のうち「生産」「入荷遅延」「在庫」が低下した。一方「新規受注」は1.0ポイント上昇の52.7、「雇用」は1.3ポイント上昇の53.7で、それぞれわずかに上昇した。

調査対象企業は「中国しか製造していない化学薬品などへの関税で、6月1日から材料の値上がりを予測している」(プラスチック・ゴム製品)「やむを得ず供給網戦略を見直した」(化学製品)などと回答した。

製造業分野の指標は足元で相次ぎ悪化している。4月の耐久財受注額は前月比2.1%減少したほか、鉱工業生産指数も0.5%低下した。パンセオン・マクロエコノミックスのエコノミストは「新しい関税を数週間ごとに課されては製造業は成長しようがない」と指摘した。

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