茨城・境町、隈研吾氏設計の施設を相次ぎ建設へ

2019/6/3 19:50
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茨城県境町は新国立競技場の設計などで知られる建築家の隈研吾氏が設計する施設を相次いで建設する。町の特産物を研究開発する施設と美術品を展示するギャラリーを新たに建て、周辺の同氏設計のレストランなどとの回遊性を持たせることで地域活性化を目指す。事業費は計3億円。

茨城県境町の研究開発施設などの建設を発表する建築家の隈研吾氏(左)と橋本町長(31日、東京都港区)

研究開発施設「S-Lab(仮称)」は、延べ床面積約357平方メートルで2019年11月に完成予定。同町で育てるブドウを使ったワインやサツマイモを加工した干しいもを開発し、町の新たな特産物とする狙いだ。

ギャラリー「S-Gallery(同)」は、延べ床面積は約114平方メートルで20年3月に完成予定。晩年を同町で過ごした日本画家、粛粲寶(しゅくさんぽう)の作品など常時数十点展示する。

境町は江戸時代は水運の拠点として栄えたが、近年は空き家が目立っている。同町は地方創生交付金を活用し、隈氏監修の農産物加工施設「6次産業化施設」を18年10月に、同氏設計の「さかい河岸レストラン茶蔵」を19年4月に開いた。

5月31日に都内で会見した橋本正裕町長は「隈先生の設計で(レストランは)予想を超える来客がある。こういった施設ができると地域活性化につながる」と期待を込めた。隈氏は「境町は自然が豊かで、文化も面白く、大きなポテンシャルを感じた」と述べた。

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