中外製薬、がん遺伝子検査の提供開始 シスメックスも

2019/6/3 19:30
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中外製薬は3日、がん患者の遺伝情報から最適な治療薬を選ぶ「がんゲノム医療」のための遺伝子の検査を始めたと発表した。5月29日に中央社会保険医療協議会(中医協)が保険適用にすると決めたことを受けて提供を始める。同様の検査システムを開発したシスメックスも検査を始めており、がんゲノム医療が本格化しそうだ。

がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」の提供を始めた。中外製薬が検査システムを提供し、実際の検査はエスアールエルが受託する。

がんは人体の細胞の遺伝子が突然変異することで発症する。これまで治療薬が作用する臓器の細胞など特定の遺伝子を調べていたが、パネル検査では多くの細胞の遺伝子を調べることができ、有効な治療薬を見つけやすくなる。5月29日に厚生労働相の諮問機関である中医協がパネル検査を保険適用することを決め、公定価格(薬価)は56万円になった。

検査システムは中外製薬とシスメックスがそれぞれ開発、ともに6月1日付で保険適用された。シスメックスも解析技術「OncoGuide NCCオンコパネル システム」の提供を開始。子会社の理研ジェネシスが検査を担当する。

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