2019年7月17日(水)

新幹線整備 隔たり、長崎・佐賀副知事が会談

九州・沖縄
2019/6/3 18:20
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長崎県の平田研副知事は3日、佐賀県庁を訪れて坂本洋介副知事と会談し、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)で、整備方式が決まっていない新鳥栖―武雄温泉間を巡って意見交換した。平田副知事は「整備に向けた環境影響評価(アセスメント)が2020年度予算に組み込まれるような働きかけをしていきたい」と要請したが、坂本副知事は「短期間で結論が出せる問題ではない」と慎重な姿勢を変えなかった。

九州新幹線長崎ルートの整備方式を巡り意見を交わす長崎県の平田研副知事(左)と佐賀県の坂本洋介副知事(3日、佐賀県庁)

意見交換は坂本副知事の就任日当日に実施された。平田副知事は冒頭に祝意を述べた上で「このままでは在来線特急と新幹線の対面乗り換えが固定化されてしまい、佐賀にとっても効果が限定的になってしまう」と強調。「北陸新幹線などに先行された場合は整備に向けた予算確保が難しくなる」と述べた。

坂本副知事は「新鳥栖―武雄温泉のフル規格新幹線での整備に対する長崎県の思いは分かる」と一定の理解を示したものの、「この区間の整備については白紙の状態。すべて佐賀県内でもあるので、長崎県と議論しながら進めるものでもない」と強調した。平田副知事が今月中の意見交換の場の設定を求めたことについても「直ちに次回へとはならない」と明言を避けた。

長崎県と佐賀県は新鳥栖―武雄温泉間の整備を巡り、整備方法や予算獲得をにらんだ方針決定の時期などで意見に違いがある。佐賀県の山口祥義知事は長崎県などが求めているフル規格での整備については「多くの議論が必要」と慎重な姿勢を示している。

今回の意見交換は長崎県側から山口知事に「事務レベルでも話し合いを持ち、課題解決に向けた論点整理をしたい」と提案したことで実現した。

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