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長瀬産業、食品素材の米社を買収 約650億円で

長瀬産業は3日、健康食品向け素材大手の米プリノバ・グループ(イリノイ州)を約650億円で買収すると発表した。プリノバは欧米に主要な販路を持ち、ビタミンやアミノ酸の調達・配合を手掛けている。日本やアジアに強い長瀬の販路を生かせば、世界規模で食品素材を拡大できると判断。同素材を主力の化学品に次ぐ柱に育てる。

長瀬はプリノバの現経営陣から同社の株式の約93%を取得する。7月に買収が完了する見込み。同社の幹部などに数人を派遣する。今回の買収を機に2020年度を最終年度とする中期経営計画の上方修正も検討する。

プリノバの18年12月期の売上高は約7億8千万ドル(844億円)。ビタミンやアミノ酸など2千品目の食品素材を販売し、欧米を中心に食品メーカーなど3千社を顧客網に持つ。調達素材の卸売りのほか、プロテインなどスポーツ食品のOEM(相手先ブランドによる生産)も請け負う。

「ニュートリション」と呼ばれるスポーツや健康食品向けの食品添加剤は世界で1兆円の市場規模があり、年率約10%で伸びている。中間所得者層が伸びるアジアで増加傾向にある。長瀬は日本やアジアの主要販路を活用して、プリノバの製品を売り込む方針だ。

長瀬の買収では、過去2番目の規模。12年に同じく食品素材を扱う林原(岡山市)を約700億円で完全子会社とした。プリノバと林原の双方の顧客基盤を生かし、化学品に比べて市況が安定している食品素材を拡大する。長瀬の19年3月期の売上高は8077億円で大半は主力の化学品向け素材で稼いでいる。

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