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国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)で、5月末時点の純資産総額(残高)ランキングは「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(愛称:円奏会)」が初めてトップ5入りした。上位20本のうち前月比で最も残高を伸ばし、前月6位から1つ順位を上げた。
QUICK資産運用研究所がさかのぼって調べたところ、月末ベースでバランス型が残高上位5本に入るのは、2010年7月末に5位だった「財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)毎月分配型」以来で8年10カ月ぶりとなる。前月5位の「新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)」は6位に後退し、月末ベースで2013年1月末以来6年4カ月ぶりにトップ5圏外となった。
上位4本は前月と変わらず、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」が首位を維持した。上位20本の中で残高の落ち込みが目立ったのは「グローバル・ロボティクス株式ファンド」。基準価格の下落と資金流出が響き、13位の「年2回決算型」と15位の「1年決算型」を合わせて残高が1147億円減少した。
新たに上位20本に入ったのは、バランス型の「スマート・ファイブ(毎月決算型)」で19位。20位には「野村外国債券インデックス Bコース(野村投資一任口座向け)」が返り咲いた。一方、「ロボット・テクノロジー関連株ファンド-ロボテック-」と「ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)為替ヘッジなし」は圏外になった。
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)