性犯罪「抵抗困難」の立証難しく 父娘間暴行無罪で波紋
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娘に対する性的暴行事件を無罪とした名古屋地裁岡崎支部の判決が波紋を広げている。判決は準強制性交罪の成立に必要な「抵抗困難な状態」とは認められないと判断。性犯罪被害に遭った人らは「抵抗を諦めざるを得ない被害の実態を理解していない」と批判し、専門家からも「抵抗困難と認めるハードルが高すぎる」との指摘が上がる。
岡崎支部は3月、準強制性交罪に問われた男に無罪を言い渡した。男は2017年、当時19歳だった...
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