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5月に新規設定された国内公募の投資信託は、当初設定額の合計が約688億円(自己設定除く)と前月(178億円)から増加した。世界の株式で運用するファンドを中心に資金が集まった。新規設定ファンドの本数は前月より2本多い26本だった。
当初設定額が最も多かったのは、ティー・ロウ・プライス・ジャパンが28日に設定した「ティー・ロウ・プライス 世界厳選成長株式ファンド Bコース(資産成長型・為替ヘッジなし)」の344億円だった。2番目に多かったのは同ファンドのAコース(資産成長型・為替ヘッジあり)の152億円。
このファンドの設定額は同日に運用を始めた4コース合計で643億円にのぼり、月間の設定額全体の9割以上を占めた。主な投資対象は新興国を含む世界の株式。長期で持続的な成長が期待できる企業に厳選投資する。販売会社は野村証券1社のみ。
アセットマネジメントOneが31日に設定した単位型の「ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2019-05(愛称:プライムOne2019-05)」は21億円程度にとどまった。円建てで元本確保を目指すシリーズの第10弾。これまで100億円を超す資金を集めていたが、2018年7月のシリーズ導入後で最低になった。
(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)