2019年8月26日(月)

利尻島のヒグマ終息宣言へ 新たな痕跡見つからず

2019/6/2 18:00
保存
共有
印刷
その他

北海道・利尻島で昨年5月、106年ぶりに上陸が確認されたヒグマを巡り、道や利尻、利尻富士両町は2日までに、観光シーズン最盛期前の6月末をめどに終息宣言する方針を決めた。

北海道・利尻島の林道に設置した無人カメラが撮影したヒグマの姿(2018年6月、北海道宗谷総合振興局提供)=共同

両町は現在もパトロールをしたり、住人に情報提供を呼びかけたりしているが、昨年7月以降、新たな痕跡は見つかっていない。

初めて足跡が確認されたのは昨年5月30日で、その後も林道などでふんや足跡が次々と見つかり、昨年6月には赤外線カメラがヒグマの姿を捉えた。専門家は成獣の雄1頭が繁殖期に雌を求めて本土から約20キロ泳いでやってきたと推測。島では小学校が集団登下校を実施したり、クマよけの鈴が販売されたりと混乱が続いた。

7月12日を最後に痕跡は途絶え、10月末の連絡会議で両町などは、ヒグマが冬眠から明ける雪解け期に痕跡がないか警戒し、6月中に何も見つからなければ終息宣言を出す方針を定めていた。

昨年現地調査に入った道立総合研究機構の間野勉部長(59)によると、ヒグマは3週間ほどで島内全域を歩き回るほど活動性があったといい「昨年は今の時期に島内を動き回っていた。6月中に痕跡が見つからなければ、島に残っている可能性はゼロに近い。雌が見つからず泳いで本土に帰ったのでは」と話した。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。