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大型ヘッドドライバーの効率よい飛ばし方(中)

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2019/6/22 6:30
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 体幹トレーニングとゴルフレッスンの融合を目指す「TAIKANZ GOLF」。計測器のデータとビデオの映像で自分のスイングを客観的に知ることができるゴルフスタジオだ。そこの若手実力派インストラクターである南田陽平プロは、クラブの進化に適応した最新のスイング理論に精通しており、米国トッププロのスイング解析にも余念がない。そんなプロにどうしたら飛ばせるようになるのかを聞くと、今時のデカヘッドドライバーならではの効率のよい飛ばし方があるという。それはいったいどのようなものなのか、話を聞き、やってみた!(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.42」から)

──テークバックの2つのポイントは目に見える範囲の動きなので、練習をすれば自分のものにできそうです。

南田 ここまでは慣れてくればできるようになると思います。問題はここからです。バックスイングには押さえなければならないポイントがもう1つあります。それはバックスイングだけでなくスイング全体にかかわることなのですが、「床反力を活用」するのであれば、腰の動きと体重移動について抜本的に見直さなければならないのです。

──修正する覚悟はできています。

南田 それでは、「床反力」に関してはダウンスイングのところで説明するとして、バックスイングの腰の動きについて先に説明します。バックスイングでクラブが上に振られるのに連動して、腰を回転させるのではなく、切り上げてほしいのです。イメージとしては空手の瓦割りです。クラブを置いて空手の瓦割りをしてみましょう。構えたら、左手は下に突き下ろし、右手は肘を高く引き上げます。そのときの右腰の動きが「切れ上がる」動きです。何度か瓦割りの動きをしたら、クラブを持ってバックスイングをしてください。

スイングの腰と手の動きは空手の瓦割りの要領。バックスイングで右手を引いて右腰を切り上げ、ダウンスイングで右手を突き下ろし、左腰を切り上げる

スイングの腰と手の動きは空手の瓦割りの要領。バックスイングで右手を引いて右腰を切り上げ、ダウンスイングで右手を突き下ろし、左腰を切り上げる

 空手の構えをして、床に向かって正拳突きを行う。確かに腰は回転せず、右股関節が「切れ上がる」イメージだ。何度か瓦割り動作を行ったあとにクラブを手に取りバックスイングを行った。最初のレッスンでコックを入れながら左肩を下げる動きをしていたので、瓦割り動作に違和感はない。クラブが上がっていくにつれ、体の右脇腹が伸びてかなり窮屈だ。右足もお尻から太もも裏側に張りがある。試しにいつものように腰の回転を意識して行うとバックスイングは上げやすくなるが、太もも裏側や右サイドの張りがなくなってしまった。

──腰を切り上げるとかなり窮屈な感じですが、太ももの裏側が張って力が蓄えられている感覚です。一方、腰を回転するとバックスイングはしやすくなりますが、太ももはゆるゆるになります。

南田 腰の回転を誤解すると力が逃げてしまいます。バックスイングで体の右サイドの張りがダウンスイングのパワーを生み、ヘッドスピードを上げることができるのです。また、この腰の切り上げが「床反力の活用」に不可欠になるのです。

(3)切り返し

南田 次に切り返しについて説明します。通常は「トップ」について語るところですが、ここではトップはあえて作らないとお話ししています。トップを意識するとトップでクラブを止めてしまう方がいます。そうするとシャフトはしなりませんから、棒を振っているのと同じでヘッドが走りません。一方、「ノンストップスイング」ではスイングの途中で文字通り体の動きを一切止めません。「トップ」ではなく「切り返し」ととらえることにより、シャフトがしなり、シャフトのしなり戻りを利用して、インパクトでヘッドを走らすことができます。これも「クラブの性能を最大限に引き出す」3つ目の大きなポイントです。

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