5月のNY株、1777ドル下落 円は4カ月ぶり高値

2019/6/1 5:37
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【ニューヨーク=後藤達也】31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比354ドル安の2万4815ドルと大幅反落した。月間の下落幅も1777ドルとなり、昨年12月(2211ドル安)以来の大きさとなった。米国が対中関税を引き上げたほか、30日にはメキシコにも関税を課すことを表明し、世界経済への不安が強まった。外国為替市場では1ドル=108円30銭前後と4カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。

ダウ平均の終値は1月29日以来、約4カ月ぶりの安値となった。4月までは米景気の強さを背景に昨年秋の史上最高値に迫っていたが、5日にトランプ米大統領が対中関税の引き上げを表明してから一変。米中の対立が激化するにつれ、株を売る動きが強まった。月間下落率は6.7%で、この10年間で3番目の大きさとなった。

米中摩擦が長期化するとの見方から、企業の景況感も悪化している。米景気も減速に向かうとの懸念から安全資産である米国債を買う動きが強まっている。米10年物国債利回りは2.13%と約2年ぶりの低さに低下。1カ月で0.37%近く下がった。投資家の間では米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げするとの見方も急速に強まった。

原油価格は大幅に下落した。ニューヨーク市場の原油先物価格(期近物)は1バレル53ドル台と1カ月で10ドル近く下落した。世界的にエネルギー需要が鈍るとの思惑から月末にかけて売りが強まった。

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