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ドイツ長期金利、3年ぶりに最低更新 マイナス0.21%に

【ロンドン=篠崎健太】31日の欧州市場でドイツの10年物国債利回りがマイナス0.21%まで低下(債券価格は上昇)し、約3年ぶりに過去最低を更新した。前日にトランプ米政権がメキシコからの全輸入品に追加関税を課すと表明し、世界景気の悪化懸念が一段と強まった。比較的安全な資産とされる国債への資金流入が欧州でも加速し、オランダの10年債利回りはマイナスに転じた。

比較的安全な資産とされる国債への資金流入が加速している=ロイター

ユーロ圏の長期金利の指標となる独10年債利回りは前日比で一時0.04%強下げ、2016年7月に記録していた従来の過去最低(マイナス0.20%)を塗り替えた。金利低下の勢いは、トランプ米大統領が対中関税の引き上げを表明した5月上旬以降に強くなった。

英運用大手フィデリティ・インターナショナルのアンドレア・イアネリ氏は「貿易摩擦が緩和しない限り一段の金利低下リスクがある」と指摘する。5月下旬の欧州議会選後、イタリア政府が予算を巡り欧州連合(EU)への対立姿勢を強めていることも、リスク回避のドイツ国債買いを後押ししているという。

31日はオランダの10年債利回りがマイナス0.01%台まで下がり、16年9月以来のマイナス圏に沈んだ。英国の10年債は一時0.85%台と16年10月以来の水準に下げた。英イングランド銀行(中央銀行)の政策金利である0.75%に接近しつつある。

欧州株式市場では主要600社でつくる代表的な株価指数「ストックス600」が前日比1%安と反落し、2月中旬以来の安値水準で終えた。国別ではスペインの指数IBEX35が2%安と下げが目立った。メキシコで事業展開するスペイン大手銀のサンタンデールは2%安、BBVAは4%安でそれぞれ終えた。

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