2019年8月25日(日)

日産、西川社長の今期報酬半減 ゴーン元会長不正防げず

日産の選択
2019/5/31 22:30
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日産自動車は31日、西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)の報酬について、2020年3月期は前期実績から50%減額すると発表した。元会長のカルロス・ゴーン被告による不正問題を防げなかった責任を明確にする。同日、6月25日に開く定時株主総会の招集通知も公表した。指名委員会等設置会社への移行など、企業統治の強化に向けた議案を示した。

招集通知では19年3月期の役員報酬を開示。取締役11人に対し24億6100万円を支払い、前の期の取締役9人に対する報酬33億1000万円より26%減った。招集通知では個別の報酬を開示していないが、西川社長はゴーン被告の事件を受けて報酬を一部減額したため、前の期の報酬5億円を下回ったとみられる。

株主総会に提案する取締役選任議案では11人を候補にあげた。うち社外取締役を現在の3人から7人に増やし、経営の執行と監督の分離を明確にする。日産からは西川社長と山内康裕最高執行責任者(COO)、仏ルノーからジャンドミニク・スナール会長とティエリー・ボロレCEOが入る。

ゴーン被告が務めていた会長職を廃止して、取締役会議長職を新たに設ける。議長には、社外取締役候補の木村康JXTGホールディングス相談役の就任が有力視されている。

ルノーは欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と統合協議に入っており、総会では企業連合のあり方についても株主からの質問が相次ぎそうだ。日産の20年3月期の連結純利益は前期比47%減の1700億円と、リーマン・ショック後の10年3月期以来の低水準になる見通し。西川社長の経営責任を問う株主もいるとみられ、取締役の選任議案では反対票の動向も注目される。

株主が議案を提出する株主提案はなかった。招集通知は6月3日に株主宛てに発送する。総会は6月25日午前10時からパシフィコ横浜(横浜市)で開く。

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