2019年9月18日(水)

除雪機、複数の安全装置を 消費者事故調が提言

2019/5/31 19:55
保存
共有
印刷
その他

消費者安全調査委員会(消費者事故調)は31日、手押し式の「歩行型ロータリ除雪機」にひかれる事故の多発を受けた調査報告書を公表した。原因として「クラッチ」と呼ばれる安全装置が作動しなかったケースが目立つと指摘。安全装置を複数備えた除雪機の開発と普及が必要と提言した。

「歩行型ロータリ除雪機」を操作する男性(消費者安全調査委員会提供)=共同

ロータリ除雪機は地面の雪を砕いてかき込み、排出する仕組みで、かき込む部分の回転を利用して進む。免許不要。

事故調によると、2017年11月~18年3月に除雪機にひかれたり、回転装置に巻き込まれたりする事故は98件あり、8人が死亡、51人が重傷となった。

一般的にはレバーやハンドルを離すと運転が停止する「デッドマンクラッチ」が付いているが、事故原因を調べたところ(1)クラッチを握り続けないと停止してしまうため、固定して作動しない状態で稼働させた(2)壁との間に挟まれるなどし、クラッチに接触できなかった――などが多い。

事故調は、クラッチだけでは事故を防ぎきれないと指摘。再発防止策として、その場を離れるとエンジンが停止するセンサーや、転倒を防ぐ立ち乗りステップなど、その他の安全装置との併用が有効と結論付けた。

〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。