就活選考1日解禁、現行ルールで最後
2020年春に卒業する大学生・大学院生を対象にした経団連加盟企業の面接選考が1日に解禁され、新卒採用が本番を迎える。6月1日に選考を解禁する経団連のルールは今年で最後となる。国内の人手不足を背景に、今年の就職戦線は昨年以上の売り手市場だ。
20年春卒業者を対象とした採用活動は前倒しが顕著だ。就職情報のディスコ(東京・文京)によると、面接解禁前の5月1日時点の内定率は51.1%。前年同期比で8.9ポイント上昇している。
経団連に加盟しない中小企業や外資系企業を中心に、5月末までに選考をしたり、内定を出したりして人材確保に動いている。6月から大手企業の面接が始まることもあり、既に内定を出した企業は辞退に備えて学生のつなぎ留めに力を注ぐ。
21年卒以降のルールは政府が主導するが、当面は従来のスケジュールを踏襲する見通し。

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