「戦後」を鋭く問い直した加藤典洋氏

文化往来
2019/6/1 6:00
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自国の300万人の戦死者に対する哀悼をアジアの2000万人の戦死者への謝罪につなげなければ、戦後日本が抱え込んだ「ねじれ」は解消しない――。5月16日亡くなった文芸評論家の加藤典洋氏が1994年に発表した「敗戦後論」は、平和な社会の裏にある欺瞞(ぎまん)を鋭く撃つ書だった。

日米関係から戦後の精神史を読み解いたデビュー作「アメリカの影」(85年)から、同時代の現実を見据えたアクチュアルな批評活動…

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