VCのビヨンドネクスト、インド開拓
ベンチャーキャピタル(VC)のビヨンドネクストベンチャーズ(東京・中央)はインドのスタートアップ企業に本格的に投資を始める。このほど印スタートアップ支援のセンターフォー・セルラーアンドモレキュラー・プラットフォームズ(C-CAMP)と業務提携した。投資先への現地での支援体制を整えるとともに、国内投資先のインド進出支援にも役立てる。

ビヨンドネクストの海外投資はこれまで欧州1社、インド1社の実績があり、今回本格的に投資を始める。「人口が多く、教育システムがしっかりしているインドに注目した」(伊藤毅社長)。国内と同様、技術系スタートアップを中心に投資を検討する。2018年10月に設立した2号ファンドでは全体の2割程度をインドを中心とする海外投資に振り向ける。
C-CAMPはバンガロールに本社を置き、医療やライフサイエンス分野の技術系スタートアップ支援に実績がある。ビヨンドネクストは投資先企業の支援や人材育成で協力を得るほか、両社が連携した支援プログラムも計画している。