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三菱UFJ、ロンドンで人員削減 収益悪化で希望退職

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は英国ロンドンの欧州統括拠点で人員削減をすることを決めた。約500人いる管理職全員を対象に、希望退職を募る通知を31日までに出した。ロンドンの拠点は銀行と証券会社の機能を持つが、低金利下で運用収益などが悪化している。他の地域に比べ高い人件費をおさえ、収益構造の改善を進める。

三菱UFJはロンドンで希望退職を募る

MUFGのロンドン拠点は欧州全域の事業を統括し、約2000人の従業員がいる。2019年3月期の欧州での銀行事業の業務粗利益は約1000億円と、三菱UFJ銀行の4%程度を占める。

欧州では預金と貸出金の金利差である利ざやが縮小し、銀行の事業環境が厳しい。機関投資家向けの債券や株式の売買も低迷し、市場部門も苦戦している。欧州での業績低迷も一因となり、MUFGの19年3月期は市場部門の営業純益が前の期に比べて26%減った。

英国は欧州連合(EU)からの離脱を巡り、今後も混乱が想定される。金融機関もかつては欧州全体を統括してきたロンドンでの事業を見直しており、海外銀行でも欧州法人の人員削減が相次いでいる。

MUFGでは傘下の三菱UFJ証券ホールディングスが18年12月にオランダのアムステルダムの現地法人が証券業を営む認可を得た。英国がEUから離脱してEU加盟国全域で営業できる「単一パスポート制度」が使えなくなっても、顧客にサービスを提供できる体制を整えている。

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