2019年8月24日(土)

「もうかる」より「世界を変える」研究を支援
リバネス・丸幸弘グループCEO 前編(日経STARTUP X)

2019/6/7 6:30
保存
共有
印刷
その他

台風発電、ヒト型巨大重機、個人向け遺伝子解析……。リバネス(東京・新宿)が支援するスタートアップにはユニークな面々がそろう。同社を率いる丸幸弘グループ最高経営責任者(CEO)はユーグレナの立ち上げにも参画した創業請負人だ。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演した丸CEOは、投資先を選ぶ基準は「もうかる」ことよりも「世界を変える研究である」ことという信条を熱く語った。

リバネスは2001年に理工系大学院生15人で創業。若者の「理科離れ」を食い止めようと科学実験の出前教室を事業化した。その後、モノづくり分野を中心とする研究開発型スタートアップの支援に着手。独自の審査会を開き、試作のための町工場ネットワークを構築し、長期スパンで資金を供給する「リアルテックファンド」を立ち上げた。丸CEOの支援スタンスは、資金回収のための投資というよりも、資金も技術も知恵もスタートアップに投じて事業に参加する、という感覚だ。だから「ビジョンが一致しないと支援はしない」という。丸CEOの最初の支援先が、ミドリムシを手掛けるバイオベンチャーで12年に東証マザーズに上場したユーグレナだった。

丸幸弘(まる ゆきひろ)1978年生まれ。2006年東大院博士課程修了。専門は農学。在学中の01年にリバネスを創業(02年に会社設立)。最先端科学の出前実験教室を事業化した後、研究開発型スタートアップの立ち上げ・経営に携わる。

丸幸弘(まる ゆきひろ)1978年生まれ。2006年東大院博士課程修了。専門は農学。在学中の01年にリバネスを創業(02年に会社設立)。最先端科学の出前実験教室を事業化した後、研究開発型スタートアップの立ち上げ・経営に携わる。

現在の支援先のように、社会的課題を解決し、世界を変える研究開発は事業化に時間がかかる。だが「時間がかかろうが、必要とされるなら自分の人生を懸けるのが研究者の魂」だと丸CEOは指摘。リバネスはこうした研究者やスタートアップに必要とされる存在でありたいと語った。

(2019年5月15日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。