イアン・ブレマー氏「デジタルのTPPを」 アジアの未来

アジアの未来
2019/5/31 12:19
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米調査会社ユーラシア・グループ社長のイアン・ブレマー氏は31日、第25回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)にビデオ出演し、デジタル分野で米国を巻き込んだ多国間の枠組みをつくるべきだと提案した。「デジタルの環太平洋経済連携協定(TPP)の可能性はある。中国がテクノロジー超大国になるのは米国の国益にそぐわない」と話した。

「アジアの未来」にビデオメッセージを寄せたユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長(31日、東京都千代田区)

「アジアの未来」にビデオメッセージを寄せたユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長(31日、東京都千代田区)

■ラオス首相、一帯一路「相互理解進む」
 アジアの未来 多くの起業家がいる米国、規制の整備で進んでいる欧州、日本が組むべきだと主張した。日本は人工知能(AI)や新しいテクノロジーの国民への提供が進んでいるとし「先端技術を試す世界の実験場だ」と話した。「日米欧がまとまれば、中国が参加せずにはいられない魅力的なシステムをつくることができる。西側主導の多国間制度をつくるチャンスだ」と強調した。

「目標は西側主導の多国間制度や規範を米国不在でも変えないでおくことだ」と指摘した。貿易は米国を除く11カ国で締結したTPP11の枠組みを維持することが重要とした。安全保障については「米国が安保の傘を提供しなくなる一方、中国がアジアで橋頭堡(きょうとうほ)を築きつつある。選択肢は少ない」と警告した。

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