「誰もがディスラプターに」 SAP巨額買収後の製品

BP速報
2019/5/31 12:17
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日経クロステック

ソフトウエア大手の独SAPの日本法人、SAPジャパン(東京・千代田)は30日、今後の製品開発の方向性などについて発表した。これまで別の製品として提供していた人工知能(AI)や定型的なパソコン作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、データ活用などの新分野を既存のアプリケーション製品に組み込んでいく。5月に提供を開始したクラウドの統合基幹業務システム(ERP)「S/4HANA Cloud」の最新版「1905」で、AIやRPAを使った100以上の新機能を提供した。

SAPジャパンの森川衡バイスプレジデント

SAPジャパンの森川衡バイスプレジデント

併せて今後、SAPが2018年11月に80億ドルで買収したオンライン調査の米クアルトリクスのサービスを既存製品に取り込むと明らかにした。顧客満足度などの定性データをクアルトリクスのサービスを使って取得し、業務システムのトランザクションデータと合わせて顧客に提供することを目指す。これにより「全てのユーザー企業がディスラプター(破壊者)になることを支援していく」(SAPジャパンの森川衡バイスプレジデントソリューション統括本部長兼バリューエンジニアリング統括本部長)方針だ。

アプリケーション分野の強化に加え、ミドルウエア分野も強化する。19年内にデータ活用を支援する新たなクラウドサービス「SAP HANA Cloud Services」の一般提供を開始する。これはSAP製品以外のシステムのデータも蓄積できるデータ基盤サービスになる。同クラウドサービス上で稼働するデータウエアハウスのクラウドサービス「SAP Data Warehouse Cloud」も提供予定だ。

(日経 xTECH/日経SYSTEMS 島田優子)

[日経 xTECH 2019年5月30日掲載]

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