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デムーロ復調、G1で5月2勝 なお勝利に貪欲

2019/6/2 6:30
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5月に入り、騎手のミルコ・デムーロ(40、栗東・フリー)が復調してきた。アドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗した5日のNHKマイルカップ(東京芝1600メートル)で2019年初のG1制覇を飾ると、19日にはラヴズオンリーユー(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)でオークス(G1、東京芝2400メートル)に優勝した。4月には精彩を欠いた騎乗もみられたが、本来の姿を取り戻しつつあるようだ。

NHKマイルCでは中位馬群の外側を回りながら、アドマイヤマーズの長所でもある息の長い末脚を引き出して、追い上げてきた。オークスもラヴズオンリーユーの鋭い末脚を生かした騎乗で、先に抜け出した2着馬をかわしていった。デムーロはオークスの勝利で3歳クラシック(皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス)の完全制覇を達成した。

M・デムーロはオークス優勝でクラシック完全制覇を果たした(5月19日、東京競馬場)=共同

M・デムーロはオークス優勝でクラシック完全制覇を果たした(5月19日、東京競馬場)=共同

今年、1~3月は毎月10勝以上を挙げていたデムーロだが、4月は6勝と不振に陥った。この時期は精彩を欠いた騎乗も目立った。4月28日の天皇賞・春(G1、京都芝3200メートル)では2番人気のエタリオウ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗しながらも、馬群から5馬身以上も離れた最後方を追走。ゴールまで残り1000メートル付近から、馬群の外側を回って追い上げを開始したものの、前半の位置取りが悪すぎたこともあり、最後の直線で末脚が鈍った。結局2着馬から1秒も離された4着に敗れた。

4月末時点では重賞勝ちも日経新春杯(G2)だけだった。G1勝ちを量産するクリストフ・ルメール(40、栗東・フリー)や現在、最多勝争いで首位を走る川田将雅(33、同)と比べても、成績は見劣っていた。2歳時に主戦を務め、デビュー以来全勝だったサートゥルナーリア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)は、ルメールに乗り替わった牡馬クラシックの1冠目、皐月賞(G1、4月14日)で優勝。悔しさも募ったことだろう。

デムーロは早いタイミングで動いていくなど、積極的な騎乗が持ち味。ただ、負けず嫌いな半面、気分屋で成績にムラがあり、勝てる時と勝てない時の差が激しい。「もっと勝ちたい。もっとうまくなりたい。世界一になりたい」と語るデムーロは、クラシック完全制覇を果たしたオークスのレース後に次の目標を問われると「(翌週の)土曜日の第1レースを勝ちたい。全部(のレースを)勝ちたい」と答えた。勝利に対する貪欲さは相変わらずだ。5月のG1での2勝で波に乗れば、今後、勝ち星を量産するかもしれない。

(関根慶太郎)

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