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カナダ首相「中国は評判落とした」、米副大統領と会談

【ニューヨーク=高橋そら】カナダのトルドー首相は30日、同国を公式訪問したペンス米副大統領と会談した。中国で拘束、逮捕されたカナダ人らの解放や貿易問題などを協議した。会談後の共同声明で「中国の行動は国際的な評判を落とし、法の支配を重視する全ての国を心配させている」と強調。中国への厳しい姿勢をにじませた。

ペンス米副大統領は30日、カナダのトルドー首相と共同で記者会見した(オタワ)=ロイター

「(中国で)不法に拘束されたカナダ市民らの即時解放を求める」。同日公表した共同声明で、カナダと米国は中国で拘束中のカナダ人男性2人の解放へ協力する考えを示した。

ペンス氏はオタワでの記者会見で、トランプ米大統領が6月下旬に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)で習近平(シー・ジンピン)国家主席と会い「カナダ人2人の解放を要求するだろう」と明らかにした。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)についても言及し「法的な枠組みにより、中国政府が集めたデータにアクセスできるようになっている」と批判を繰り返した。

カナダ当局が2018年12月に米の要請でファーウェイの孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕した直後から、カナダと中国の関係は急速に悪化した。中国当局は同年12月にカナダ国籍の元外交官とビジネスマンの2人の身柄を国家の安全に危害を加えた罪で拘束。カナダ側は「恣意的な拘束だ」と非難した。これまで2人の解放に向けてハイレベル協議を申し入れてきたが「中国側が全く応じない」(カナダのフリーランド外相)という。

一方、貿易摩擦を抱える米中はG20で首脳会談を実施するとみられる。中国政府と接触する機会があるとみて、カナダ側から米国に協力を要請したと可能性が高い。

トルドー氏とペンス氏は北米自由貿易協定(NAFTA)の後継となる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の早期批准でも一致した。カナダ政府はすでに批准に必要な法案を議会に提出した。ペンス氏は米国も今夏の議会承認に向けて「甚大な努力をする」と意欲を示した。

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