2019年7月17日(水)

米・メキシコ、新NAFTA批准手続き開始

トランプ政権
北米
中南米
2019/5/31 3:18 (2019/5/31 7:13更新)
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【ワシントン=鳳山太成、メキシコシティ=丸山修一】米国とメキシコの両政府は30日、それぞれ北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)の批准手続きを始めた。カナダも既に始めており、3カ国すべてが議会承認に向けて正式に動き出したことになる。ただ米議会では野党・民主党が協定の修正を求めて抵抗しており、新協定発効の行方はなお不透明だ。

3カ国政府は2018年11月、USMCAに署名したが、米国が課してきた鉄鋼とアルミニウムの追加関税を巡って対立が続いてきた。早期発効をめざす米政権がこのほど関税を解除したため、3カ国の批准作業が一気に動き出した。

新NAFTA協定合意で署名するトランプ米大統領(中)ら(2018年11月、ブエノスアイレス)=ロイター

新NAFTA協定合意で署名するトランプ米大統領(中)ら(2018年11月、ブエノスアイレス)=ロイター

米通商代表部(USTR)がUSMCAの実施法案の骨格となる「行政措置の声明案」を議会に出した。30日が経過すると実施法案をいつでも議会に提出できるようになる。

米政権は民主党に早期に審議入りするよう圧力を強めている。一方、民主党の議会指導部は審議に入る前に協定を見直すよう求めている。

メキシコ政府も30日、新協定の批准手続きを始めると発表した。ロペスオブラドール大統領は「米国、カナダを含め、3カ国とも必ず批准できると確信している」と話した。

批准の審議を進める上院議会は、与党と連携党で過半の議席を占めているうえ、他の野党からも目立った反対の動きはでていない。メキシコでは批准に向けた審議はスムーズに進むとみられる。

カナダ政府は29日、議会下院に実施法案を提出して審議を始めた。今秋に選挙を控えるカナダでは審議日程が限られている。

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