浜松いわた信金、スタートアップ支援新拠点
浜松いわた信用金庫(浜松市)は30日、有望なスタートアップ企業や新事業展開などを支援する新拠点を開設すると発表した。信金キャピタル(東京・中央)と新たなファンドも合わせて立ち上げる。産業育成機能の強化で中長期での地域産業力強化を目指す。
新拠点は浜松市の商業施設「ザザシティ浜松」の中央館地下1階に設ける。2020年1月に先行開業し、3月に本格開業する予定だ。
1000平方メートル弱の敷地にコワーキングスペースやイベント会場、3Dプリンターやレーザーカッターなどが使える試作スペースなどを設置する。起業を目指す人や投資家、社会人、学生など幅広い人が利用できる。
同信金の職員が常駐し、新規創業が盛んな米シリコンバレーの企業と地元企業とのマッチングや中小企業の第二創業支援、産業人材の育成などに取り組む。
19年6月中旬に信金キャピタルと立ち上げる「やらまいかファンド」の出資総額は15億円。上場を目指すスタートアップや事業成長を目指す企業などへの出資を想定、新拠点で生まれた資金需要に応える。
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