LIXIL「対立構図解消すべき」 会社提案の取締役候補が声明

2019/5/30 19:13
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経営トップ人事をめぐる混乱が続くLIXILグループは30日、社外取締役候補の声明を発表した。母体企業の旧トステム創業家の潮田洋一郎会長兼最高経営責任者(CEO)の影響力の排除に加え、株主提案する前社長兼CEOの瀬戸欣哉氏との「対立構図を速やかに解消すべきだ」とした。6月25日の定時株主総会に向けて両陣営の経営権をめぐる争いが激化する。

LIXILグループのロゴ

声明を出したのは会社提案の社外取締役候補9人(社内取締役候補を含むと会社提案は10人)のうち、株主提案の候補でもある2人を除いた7人。声明では「株主提案は支持できず、承認されるべきではない」とも指摘。株主提案に瀬戸氏ら現任取締役が含まれていることについては、「完全に新しい取締役会を実現する目的に合致しない」とした。

コニカミノルタ取締役会議長の松崎正年氏を取締役会議長候補とすることも明らかにした。会社側は次期CEOについて、定時総会後の取締役会で決定されるものの、選定を開始しているとした。

LIXILグループは30日、定時総会の招集通知も開示した。株主側は株主提案の8人の取締役候補を一括とした議案とするよう求めていたが、実現しなかった。

瀬戸氏らは30日、「遺憾と言わざるを得ない」とのコメントを発表。「ステークホルダーの皆さまへ」と題するウェブサイトも同日に開設し、メッセージのほか、取締役選定の考え方や取締役候補の資質・経験、株主提案に至る経緯などを掲載した。サイトでは従業員持ち株会に入っている従業員へも支持を呼びかけた。

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