成田空港会社の夏目社長 退任前に「LCC育った」

2019/5/30 18:19
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成田国際空港会社(NAA)の夏目誠社長は30日の記者会見で、政府が次期社長に前観光庁長官の田村明比古氏を充てる人事を了承したことについて「成田空港のさらなる機能強化の推進や東京五輪パラリンピックといった重要な課題解決に手腕を発揮してもらえると考えている」と述べ、歓迎する姿勢を示した。

7年間の社長職を振り返る夏目誠社長(成田空港)

新社長となる田村氏は1980年に旧運輸省に入省し、国土交通省航空局長、観光庁長官などを歴任。夏目氏は「田村氏は航空、観光政策に極めて精通している。社長として本当に適任だと思っている」と述べた。

夏目社長はJR東日本副社長などを経て、2012年にNAA社長に就任した。7年間務めた社長職について「激動の世界で、航空・空港の世界に経験のない私であったが、精いっぱい取り組んできたと思っている」と振り返り、1978年の開港以来続けてきた空港利用客らの検問廃止や、格安航空会社(LCC)専門の第3ターミナルの開業・拡張などを自身の実績として紹介。そのうえで「LCCが成田空港を支える大きな柱に育ってきて感慨深い」とも語った。

NAAでは民間出身の社長が夏目氏を含めて2代続いており、官僚OBの起用は12年ぶりとなる。夏目氏は「公務員OBか民間OBかは関係ない。いかに自分の与えられた使命や役割を果たしていくかということに尽きるのではないか」と指摘した。

田村氏が次期社長に就任する人事は、6月25日の株主総会と取締役会で正式に決定する。

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