パプア、新首相にマラぺ氏 前金融・地方開発相の
【シドニー支局】南太平洋の資源国パプアニューギニアの議会は30日、首相に前金融・地方開発相のマラぺ氏を選出した。同国では26日、国政の混乱を受けて前首相のオニール氏が辞任を表明していた。豪メディアはマラぺ氏が液化天然ガス(LNG)などで企業と締結した契約を見直すと語ったと報じている。

マラぺ氏はオニール氏率いる人民国民会議に属していたが、経済政策を巡る方針の違いなどで4月に辞任した。その後も閣僚の辞任や与党議員の離反が続いたことからオニール氏は辞任を決めた。マラぺ氏は豪公共放送ABCの取材に対してLNGなどの資源について「法に合致していない契約があれば、精査・見直しを行う」と述べた。