キュア・アップ 国内初の禁煙治療用アプリを申請

2019/5/30 15:45
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医療系スタートアップのキュア・アップ(東京・中央)は30日、ニコチン依存症を治療するスマートフォン向けアプリについて、薬事承認に向けた申請を行ったと発表した。治療用アプリの申請は国内初で、禁煙治療向けでは世界でも初めて。2019年内にも承認が下りる見通しで、20年春の保険適用を目指す。

国内31医療機関と臨床試験(治験)を実施し、その結果も発表した。禁煙外来による12週間の治療にアプリを併用し、6カ月後の禁煙継続率がどれだけ高まるかを調べた。584人のニコチン依存症患者を対象に実施。アプリを併用した患者は禁煙継続率が64%と13ポイント高まった。

アプリはキュア・アップが慶応義塾大学医学部と共同開発した。患者がたばこを吸いたい気持ちの強さなどをアプリに入力すると、「ガムをかんでください」などのアドバイスを表示する。保険適用後は通常の薬のように医療機関で患者に処方される。

治療用アプリは治療効果の高さに加え、数億円程度の費用で開発できるメリットがある。実用化では米国が先行しているが、大塚製薬や塩野義製薬など国内製薬大手も精神疾患向けなどで開発に乗り出している。

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