ベトナム副首相、米中貿易戦争で恩恵「ある程度正しい」

アジアの未来
2019/5/30 14:25
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ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は30日、第25回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)で講演し、米中貿易戦争について「ベトナムは開放度合いが大きい国であり様々な影響を受ける」と指摘した。今後、欧州連合(EU)などと自由貿易協定(FTA)を結ぶことで「保護主義に対抗する政策をとっていきたい」と語った。

「アジアの未来」で講演するベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相(30日、東京都千代田区)

「アジアの未来」で講演するベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相(30日、東京都千代田区)

米中貿易戦争が激化すると、ベトナムは中国からの生産拠点の移転で「漁夫の利」を得られるとの見方がある。ミン氏はこうした見方について「ある程度正しい面はある」としたが「長期的にはベトナムも含めて影響がある」との見通しを示した。

ベトナムは2018年に国内総生産(GDP)成長率が7%を超えた。高い成長が続いている要因を「政治や治安が安定し、インフレもコントロールできている」と分析した。日本など外資を積極的に呼び込みながら引き続き安定成長をめざす考えを強調した。

中国との間で対立が続く南シナ海の領有権問題についても言及した。「中国とは良好な関係を保っている。南シナ海の問題は協議の上、解決していきたい」とし、中国に対して国際法を順守するよう改めて求めた。

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