2019年8月21日(水)

産婦人科医の労災認める 広島地裁、過労自殺で

2019/5/30 9:31
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中国地方のへき地にある病院の産婦人科で勤務していた50代の男性医師が2009年に自殺したのは過重労働でうつ病を発症したことが原因だとして、医師の妻が労災認定を求めた訴訟の判決で、広島地裁(高島義行裁判長)は30日までに、労災と認めた。その上で遺族補償年金を給付しないとした国の決定を取り消した。

判決理由で高島裁判長は「常勤医が2人だけで、分娩や手術などに忙殺され、うつ病発症前の半年間は2週間以上の連続勤務が5回以上あった」と指摘。「部下とのトラブルも抱え、心理的負荷は強かった」と述べた。

国は「業務の密度は低かった」などと主張していたが、高島裁判長は「業務以外の発症要因は認められない」とした。

判決によると、男性医師は1999年から産婦人科の部長として勤務。09年1月ごろからうつ病を発症し、同年3月に病院に隣接した自宅ガレージで自殺した。

妻は国の決定を不服として、12年に労災保険審査官に審査請求したが棄却され、再審査請求中の13年に提訴した。〔共同〕

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