ベネズエラ、与野党会談も「合意無し」 ノルウェー仲介

2019/5/30 4:55
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【サンパウロ=外山尚之】ノルウェー政府は29日、政情混乱が続くベネズエラ情勢を巡り、ベネズエラの政府と野党陣営の代表団がオスロで直接会談したと発表した。経済制裁の解除を望む政権側と事実上のクーデター失敗で追い詰められた野党は歩み寄ったが、選挙の実施を巡り溝は深い。野党指導者のグアイド国会議長は「合意無しに終わった」としている。

ベネズエラのグアイド国会議長(18日、カラカス)=ロイター

1月にグアイド氏が暫定大統領への就任を表明して以来、公式の場で与野党の代表者が直接会談したのは初めて。会談を仲介したノルウェーのエーリクセンスールアイデ外相は「当事者たちは憲法にのっとった解決策を探すことで前進することを望む意志を示した」との声明を出した。

地元メディアによると、会談では選挙の実施について議論が交わされた。野党陣営は大統領選のやり直しを要請する一方、政権側は野党が多数派を占める国会選挙の前倒しを求め、妥協点を見つけられなかった。グアイド氏は声明で「我々は危機が解決されるまで闘争を続ける」としている。

ベネズエラ中央銀行は28日、これまで公表してこなかった、経済統計の数字を突如発表した。2018年7~9月期時点で、国内総生産(GDP)成長率は年率22.5%マイナスだったという。長年の失政で経済が疲弊する中、米国の経済制裁が加わり、状況は一段と悪化している。

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