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武田薬品、買収責任問う株主提案 定時総会で賛否争う

武田薬品工業は6月27日の定時株主総会で、企業買収などで損失が生じた場合に会社側の責任を追及できる株主提案について、賛否を争う。5月29日に開示した総会の招集通知で判明した。株主提案は、損失発生時に経営陣に報酬返還などを請求できる「クローバック条項」の導入を求めている。会社側は招集通知で、この提案に反対する方針を明記している。

武田は1月にアイルランドの製薬大手シャイアーを6兆2000億円で買収した。今回の株主提案では、シャイアー買収で将来、減損損失などが生じた場合、過去にさかのぼって取締役の責任を追及する狙いがある。

クローバック条項は2008年のリーマン・ショック以降、損失や不正の責任を求めるために欧米の金融会社を中心に導入が進んでいる。日本でも野村ホールディングス三井住友フィナンシャルグループが採用している。株主提案ではクローバック条項のほか、金額にかかわらず取締役報酬を個別開示するように定款の変更も求めている。

武田薬品のOB株主や一部の創業一族でつくる有志団体「武田薬品の将来を考える会」が株主提案を提出した。同会は武田がシャイアーを買収することを決める昨年12月の臨時株主総会でも反対を訴え注目を集めた。9%の反対票を集めたが結果は9割以上の賛成で買収が決まった。

武田薬品はこれまで大阪市内で総会を開催してきたが、今回は横浜市で開く。

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