2019年7月19日(金)

共通テスト初回は21年1月16、17日に 文科省が実施案

大学
2019/5/29 17:07
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文部科学省は29日、大学入試センター試験の後継となる「大学入学共通テスト」の1回目を2021年1月16、17日に行うとする実施大綱案などを公表した。英語の民間試験は20年4~12月の受験結果を使うとした。一方で受験料や大学への結果提供の時期などは示されず、受験生や大学にとって懸念材料が残った。

同省が29日、共通テストに関する有識者会議で示した。6月上旬にも正式に大綱を定める。

大綱案は共通テストは知識・技能だけでなく、思考力や判断力、表現力を重視すると説明。各大学にはできるだけ多くの教科・科目を入試に活用するよう求めた。

科目は英語以外はセンター試験と同じになる。記述式問題の導入を受け、試験時間は国語を現行の80分から100分に、数学1、数学1・Aは60分から70分に延ばす。

英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を試すため、大学入試センターが認定した民間試験の結果を活用する。20年4~12月に受験した2回までの結果を使う。

センターは6月中に問題作成の方針や配点を公表する。共通テストの受験料や出願手続き、時間割といった詳細は20年6月30日までに公表する。

大学への成績の提供時期は、記述式の採点に時間がかかるために現行より遅くなる見込みだ。文科省は20年1~3月に時期を示す方針だが、大学は試験の日程を立てづらい状況が続く。

駿台教育研究所の石原賢一進学情報事業部長は「大学への成績提供の日程によっては入試全体の実施計画が大きく狂う。受験生には英語の民間試験の受験料という新たなコストが発生するが、共通テストでいくらかかるかも分からないままだ。大綱案で示されなかった部分での不安は大きい」と指摘している。

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