2019年8月20日(火)

グーグル進出 IT企業誘致の呼び水に 千葉県・印西市が期待

2019/5/29 16:41
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米グーグルが千葉県印西市に日本初のデータセンターを建設すると発表したのに対し、県内では地域活性化やIT(情報技術)企業の誘致に弾みが付くとの期待感が高まっている。知名度の高いグローバル企業が進出することで、千葉県の地域ブランド向上につながる可能性もある。

印西市のデータセンターは人工知能を使ったサービスの拠点となる可能性がある(米オクラホマ州にあるグーグルのデータセンター)

印西市の板倉正直市長は29日、グーグル進出に関し「世界有数の企業が進出してくれるのは大変光栄だ」との談話を発表した。同市はグーグルの進出予定地に近い千葉ニュータウン地区を中心に若いファミリー層の流入が続き、2018年5月には人口が10万人を突破した。板倉市長は「こうした企業の進出は市のますますの発展に貢献してくれると確信している」と期待を寄せた。

千葉県商工労働部は発表に先立ち、日本時間の28日にグーグル側から県内進出の連絡を受けた。印西市内に事業用地を購入する旨の内容で、データセンターの概要や着工時期など詳細は未定との説明だったという。具体的な建設計画が固まった場合、県は企業立地補助金の支給などを検討する方針だ。

担当者は「雇用や地域経済への波及効果も期待できる」(企業立地課)と話す。県はあらゆるモノがインターネットにつながるIoTや人工知能(AI)に関連した企業誘致に力を入れており、グーグルブランドがIT企業進出の呼び水になる可能性もある。

グーグルが進出する印西市の「グッドマンビジネスパーク」は現在整備中の北千葉道路に近く、都心や成田空港へのアクセス向上が見込まれるエリアに位置する。敷地面積は50万平方メートルで、現在は3棟の大型物流施設が稼働している。各棟には物流やアパレル、ドラッグストアなど国内外の企業が入居しており、近く着工する4棟目は独BMWグループの進出が決まっている。

ビジネスパークは地盤が固い内陸の高台に位置しており「地震や水害のリスクが少なく、優れたBCP(事業継続計画)機能が特長だ」(開発を手がけるグッドマンジャパン=東京・千代田)という。

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